飯島愛さんが書いた「プラトニック・セックス」っていう本を後生大事に持っているんですが、そういう感じのタイトルにしたいな、って思ったらこうなりました（色々違う）

荷主様には色々といましてね。
中には平成も終わり、令和になるというのに昭和感丸出しな会社さんもいらっしゃいます。
そしてそういう方々に運送会社は翻弄されています。

ということで、私の沸点を越えていった荷主たちを紹介していきまーす。（軽）

◆とにかく怒る。しこたま怒る。怒れば解決するんか、ってくらい怒る。

⇒よくありますよね。道路が混んでて遅れちゃう。繁忙期で配達が中々終わらなくて積み時間に間に合わない、など。
こっちだって延着したくないけどどうしようもないことはある。
それを頭ごなしに怒る。しこたま怒る。沸点0度かってくらい怒る方いらっしゃいますがあれですか？高血圧ですか？
ぜひ1日1本の牛乳に加えて1日一匹のイワシをお勧めしたい。

◆話が長い。

⇒うん、これはねもう致命傷。
運送業は1分1秒大事なのにね、めちゃくちゃ話長い。
電話機の表示みたら「12分42秒」とかなってるのね。おいおいおい！
裏でめっちゃ保留溜まってますねんけどおおおおおお！
誘導もせなあかんし、早く荷物押さえないと荷物売られちゃうとか時間が勝負な時話が長いのはちょっと勘弁してもらいたい。
昔、2時間ぶっ通しで説教されましたけど病みます。まじで病みます。

◆ミスは全部運送会社のせい。

⇒人間としてどうかと思う。

◆俺の言ったことは全部やれ

⇒えーっと、モラルハラスメントの方ですか？

◆「お客様は神様やろがい！」のスタイル

⇒神様は自分で神様って言わないし言動がすでに神様のそれではない。

◆運送業は自分のところで好き勝手使っていいと思ってる

⇒ドライバーさんに棚出し、棚入れ、検品、仕分けまでさせるのを当たり前と思っている荷主様がまだまだ沢山いますね。
あれですか？運送会社にはお金払わなくていいと思ってませんか？
申し訳ございません。こちらボランティア団体ではございません。
リフトに乗ることすら実はお客様のお仕事です。お間違いなく。

◆待機はさせて当たり前だと思っている

⇒待機料金30分あたり5,000円～となっておりますので新約款を熟読してください。
大の大人（しかも筋肉隆々の一家の大黒柱であるドライバーさん）を待たせても知らん顔ってどんだけ面の皮厚いんだよ。
図々しいな。

◆原価計算で具体的数字を提示しても「それはそちらの都合でしょ」と言っちゃう役員

⇒ヲイヲイ、何のための原価計算だと思ってらっしゃる。
具体的数字を明確に示したところで「それはおたくさんで解決すべき事柄であってわが社は関係ありません」（これ実際に言われました）って普通に普通にふつううううううううに言う偉い人達へこれだけは言わせてほしい。

「お宅の荷物を運んでる物流を甘く見るな」と。
「お宅の荷物を運ぶ業者がどんぶり勘定のなぁなぁな経営体質でいいのか」と。

現場では細かいことまで指示を出され、安全に時間指定の店着を求められるサービスを赤字でなんかできませんねん。
高い水準のお給料を支払わないと人財が来ないのですよ。悪いけど。
物流に置いてお客様と運送会社はパートナーです。
赤字部門を「関係ない」と一刀両断すればそれはきっといつかお客様の首を絞めるかもしれない、時限爆弾になるのです。

ここまで書いて思ったんですが、私もなかなかに沸点低いっすね。

もっと寛大な大人になりたいなぁ～。
菩薩のように仕事がしたいです。