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  • 2025年1月の最新投稿

    業界を変えるために必要な事

    2025年1月28日

     
    20250128
    2025年ももう1か月が経とうとしていますね。 いやー、早い。   この1月は色んなことがあって 中居君が引退されたり フジテレビの経営陣が一斉辞任したり 年末にお願いした運賃交渉が満額回答で返答いただけたり 社労士試験受けようと思い立って勉強を始めたりと色々ありました。     後半2つは完全に自分のことですが、   今年は2024年問題以降、業界がどう変われるか試される1年になると思っています。    

    2024年以前と全く変わらない現状

      あれだけ2024年問題がー!とか   モノが運べないーーー!とか   色々言っていましたが結局2025年1月28日時点で2024年以前と変わっていることはあまりありません。     法改正に向けて着実に変化はやってくるのですが実際、働いている現地点において大きな変化は感じられません。     それはなぜか。     荷動き、運賃相場が変わっていないから。     今日、Xで物流ウィークリーさんが毎号調査してくれるスポット運賃一覧の写真を投稿しましたがびびるくらい運賃相場が低い。変わっていない。 低い運賃でもトラックを手配してしまう運送会社がある、という自爆的な現実だけを見せつけられただけでした。    

    なんで大阪―川越間が40,000円なんだよ!!!

      重量4t、車種は平車。 という大型平チャーター案件なのに40,000!!!!   「混載だから」という言い訳があろうかもしれませんが   重量4tの荷物の混載運賃でも安い!! 安すぎる!!! iPhoneのほうが高いわ!! 私のiPhone、200gしかないのに。15万超えだ。     そして、それを依頼する、手配するという業者がなくならなければ適正運賃をもらう、などはできないという現実をまざまざと見せつけられ、魔女狩りをしたくなる気持ちを抑えるのに必死でした。    

    スローすぎる協会の動き

      それから、もう1つ。 業界を変えるためにはやはり業界団体の初動の速度を上げる必要もある。     4月からの法改正に伴う準備を進めたいのに 「まだ何もわからない」と窓口の職員に言わせちゃうところから変えていかないと。     申し訳ないが、民間企業のほうが勉強している。 運送会社だけじゃなく、民間のシステムスタータップ企業のほうが圧倒的に知識が多い。   罰則規定が付くものもあるので早く周知してほしいところ。   準備ができていない=予習ができていない状況。   つまり本チャン始まったら付いて行ける人とそうじゃない人の差がめちゃくちゃできる。 そして脱落していく人達を教育、管理するのにまた大きな時間をかける。 人を使う。   それはいくらなんでも無駄でしょう、ということが目に見えてしまうのでやはり初動は早い方が得策かと思います。    

    まとめ

      業界を変えるのは私たちでしかなくて、政治家や   じゃ私たちができる最善は「運賃相場を上げる」ことであり「適正運賃の何倍も安い運賃」に手を出さないこと。     今まで手配できてましたよね、という心をえぐり取られるような荷主や元請けの一言にびびらないこと。   帰りの高速代だと思ってやってくださいよ、という甘いセリフに飲まれないこと。     正直、仕事がなければドライバーの生活がままならないというご意見はありますがこれから先もずっと同じ状態で仕事していくんですか?という問いかけを忘れないでほしいです。     今回、2024年問題以降業界が変われるかどうか、ということの中には一運送会社がめちゃくちゃしんどい思いをする場面がきっとあります。     うちだってそう。 燃料も人件費も上がって売上は下がる、ということだって現在進行形であるわけです。     自分の会社さえよければいい、という考えでは業界は良くなりません。 資本主義なんだから自社が勝てばいいじゃないか、という意見もあるでしょうが本来の資本主義原則の中で「価格メカニズム」と呼ばれる原則があります。     競争社会の中で市場全体の需要と供給のバランスによって価格が決まっていく原則のことですが、結局安い運賃に手をだして市場全体の価格の水準が上がらなければ意味がありません。     だからこそ、業界の底上げが必要で今こそ「仲間」を重んじる運送業一人ひとりの頑張りどころだと思っています。     しんどいよ。 私だってめちゃくちゃしんどいけどやるしかない。 一緒にがんばろ!
     
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