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日本郵便の不適切点呼について
2025年3月12日 New
今日の朝、衝撃的なニュースが舞い込んできた。 「は?」です。 寝耳に水、馬の耳に念仏ですわ。 二度見しましたもんね。 「あっはっは、まさかまさか日本最大手の物流組織で点呼やってないとか?ないないw w」 と思ったりもしてみた。 けどちゃうかって、ほんまにほんまやった。 後から後からニュースで実際に点呼してなかったことが報じられた。今日の15時から開かれたオンラインの記者会見らしきもので社員の人が謝罪もした。 公式謝罪文も掲載した。
全部現実。ただただ違法行為をしただけの会社に成り下がってた。 点呼者設置して24時間体制で点呼してる会社の一員としてこれほど腹の立つことはない。控えめに言ってもはらわたが煮えくりかえっている。 私らの会社の数百倍規模の会社で現場が「点呼?やってませんよ」ってそんなアホな話があって 下請企業に法外な違約金を払わせていた張本人が運送業のルールすら守れていない事実。 運送業を生業として日々粛々とルールを守って仕事をしている人たちを舐めるなよ。 国の現業だったのはもう過去の話。 今はあなたたちも民間企業。ルールによる縛りは平等にあるはずなのになぜ守れない? コンプライアンス遵守します、再発防止をします、と不正問題が起こるたびに謝罪してきたのに根本である事業の法令遵守すらできていない。 本当に情けない。 同じ運送業で働く一人として本当に軽蔑する。 見本となるべき大手が運送業に泥を塗った日。 国の会議にも出席して意見を言える立場の人がいる会社が法律を無視しているとわかった日。 私が大切にしていきたいドライバーの働く環境を蔑ろにしているという事実を世間に見せた日。 たかが点呼で、と思う方もいらっしゃるかもしれません。 ですが点呼はドライバーさんの状況を知る大切な時間であり、アルコールが検知されないかを確認する重要なもの。 つまりは運送業にとっての信用を作るスタートライン。 そこをね、私たち運送業は真面目にやっているという前提でお客様は荷物を預けてくださっている。 私たち運送会社も信用と信頼こそが自分たちの武器だと信じてやっとるんですよ。
大きな会社、誰もが知っている看板の安心感にあぐらをかいて信用を作れない会社が日本郵便だったという事実。 日本郵便の父、前島密も泣いてんで。 江戸末期、明治維新に時代が移行する時から飛脚から手紙の輸送だけを切り離して郵便事業をはじめた時、同業他社の信用まで落とす企業に成り下がるとは思わんかったでしょう。 今回、日本郵便は2024年問題を乗り越えて荷主や世間に対し、運送業が価格交渉を行い、適正運賃を収受するために必要な「信頼」を崩しました。 国はこの事実に対してしっかり対応してもらいたい。 民間企業と同様に違反した事実に対して誠実に対処してほしい。 そして日本郵便はこれから先、信用を取り戻すために真摯に仕事をしてほしいと願うばかりです。
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プロフィール
とら子
トラック運転できないAT限定免許配車マン。
トラックは街の風景だと思って過ごしてきた学生時代。 けど今はドライバーさんのおかげでご飯食べれています。
配車はドライバーさんと荷主の緩衝材。 目の前の利益より損して得取れ精神で配車係やらせてもらってます。 -
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