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  • 橋本愛喜にも言わせて

    【第6回】トラックドライバーの品格

     

    2024年9月30日 New

     
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    こんにちは、橋本環奈です
    …まさかの2連続(´-ω-`)
    (引き続き広い心で許してください)

     

    9月中旬まで振り切って暑かったのに、
    いきなりドンと気温下がりましたな…

    各位、風邪などひいておらんやろうか。

     

     

    とはいえ、この夏しぶといので
    地域によっては
    まだ30度超えるようなことも
    あるらしいので(…え)、
    各位それぞれ体調管理には気を付けてな!

     

     

    首都高でのトラックドライバーオラオラ事件

     

    さて、今回本当は違う話をしたかったんやが、
    ドライバーのマナー問題を書き続けてきた
    このブログ記事においては、
    触れずにはいられないようなことが最近起きたので、
    内容を急遽変更しました。

     

     

    こちとらあまりドライバーの
    悪いニュースばかり書きたくないんですけどね、、

     

    またなんかすごい動画が拡散されてましたよな…

     

     

    首都高でトラック運転手が車線をふさぎ、後続車両に暴行か…動画が拡散 いったい何の罪に問われるのか?|弁護士ドットコムニュース |
    https://www.bengo4.com/c_1009/n_17966/

     

     

     

    今回の動画、
    最近記録&拡散されたなかでも
    1番ひどいトラックドライバーの
    モラル違反行為やったと思う。

     

     

    9月26日現在、
    Twitterでは動画の元ツイートには、
    8万弱の「いいね」がついている状態。

     

     

    Twitterのコメントには

     

     

    「何かメチャメチャ怖い。
    車蹴るわ、ドアミラー叩いて曲げるわ、
    缶らしきものを武器にするわ、
    ドアこじ開けるわで恐怖しか無い」

     

     

    「これで最後尾等で追突事故があったら
    責任とれるんかこのドライバーは...
    プロとして失格」

     

     

    「何があったか知らないけど、
    こんなやり方するとは大型乗りなのに
    心が小型すぎる人ですね…

    一部にこういう人がいるだけで、
    物流の歯車として社会を支える
    他の真っ当なドライバーさん達までが
    白い目で見られる」

     

     

    といった文言が並んでいます。

     

     

    さらには、詳細は後述しますが、
    このドライバーの所属する会社が
    SNSに潜む「特定班」たちに特定されるなど。

     

     

    しまいにはテレビ局アカウントから
    取材依頼までされるというね…

     

     

    ※ちなみに、今回のように
    バズっているツイートに声を掛けるメディアに

     

    「自分たちで取材しろ」

     

    「ハイエナみたいに集まり始めるマスゴミ」

     

    みたいに文句言う人いるが、
    これは至極正当な取材手法です
    (いつかこれも記事化したい)。

     

    言うなれば、
    トラックの「足上げ」と同じ理屈。
    周りからは
    その行為に至る理由や背景が知られてないけど、
    業界内ではれっきとした
    取材手法として確立されています。

     

     

    拡散が必ずしもいいとは限らない

     

    今回の動画、

    なんと9月26日現在2.1万件も拡散されてます。

     

     

    今回に限らず、
    SNSにおいて何より問題視しないといけないのは
    「いいね」ではなく

     

    「リツイート(リポスト)」

     

    だと個人的には思っています。

     

     

    なかには

     

    「皆さん‼︎拡散しましょう‼︎」

     

     

    と煽る人まで出てくる始末。

     

     

    これを読んでいる
    トラックドライバーのなかにも、
    この同業の悪質な行為が許せず
    正義感をもって拡散した人も多いと思う。

     

     

    が、私はこの手の動画はめったに拡散しません。

     

     

    その動画が拡散されることで、
    他のドライバーたちへの戒めよりも
    トラックドライバーへの印象が危うくなる
    と判断した場合は、拡散しません。

     

     

    もしこれが
    ドライバー専用のSNSだったら
    私も引用リツイートしてるかもしれないが、
    Twitterというのは世間とも繋がってるからな。

     

     

    その拡散によって
    世間にそのトラックの負の印象が広がり、
    自分たちの首を絞めることになる恐れも。

     

     

    「トラックドライバー全員がそうじゃない」
    というのはもちろんなんやが、
    SNS利用者でそう考えられるのは、
    残念ながらごくごく一部です。

     

     

    自分の拡散が、自分の首を絞めることにならないか
    よく考えたうえで行動してほしいと思います。

     

     

    SNSに最も気を付けるべきは経営者

     

    この記事を読んでくれている人には
    運送経営者さんもいると思います。

     

     

    私は、トラックドライバーはもとより
    運送事業者の経営者各位こそ
    SNSのリテラシーをあげるべきだと感じています。

     

     

    講演会では、
    自分の会社に所属している
    トラックドライバーのリテラ教育の必要性を
    口を酸っぱくしてしゃべってるんやが、

     

     

    そういう講演会を聴きに来る人たちには
    60代前後の経営者などが多いため
    全く危機感がないケースが非常に多い。

     

    そのため、
    ドライバーに対する研修はおろか、

     

     

    「Twitter?え、どこに”着いた”って?」

     

     

    と冗談のような返事が返って来たこともある。

     

     

     

    例えば自分の会社のトラックが問題を起こし、
    世間によってその動画などが拡散されたら、
    先述したような「特定班」たちによって
    当該トラックドライバーや所属企業、
    ヘタすると社員や社長の住所や出身学校などまでもが
    特定・拡散されていきます。

     

     

    今回のケースでは、
    動画に映っている「企業ロゴ」で特定されたらしいですが、
    トラックに関連する炎上動画においては
    あるあるなパターンです。

     

    私もある機関で
    この特定に関するスキルを学んだことがあるんですが、
    過去の投稿や友達の繋がりなどで、
    かなりの数の個人はすぐに特定できます。

     

    運送業界のようにネットリテラシーの低い界隈だと、
    かなりイージーです。

     

     

    ゆえに、
    トラックドライバーのリテラシーというよりは、
    この業界全体のネットリテラシーを上げる必要があるなと
    感じています。

     

     

    自由には責任が伴う

     

    私はトラックのことを多く書いているがゆえに
    「トラックライター」
    「物流ジャーナリスト」

     

     

    と称されることがよくあるんですが、
    専門は「社会」なので実はそう呼ばれることに
    あまり喜びを感じません
    (嫌なわけでもないが)。

     

     

     

    なので自分自身も最近
    特に深く研究してきた「SNSのデータ分析」を
    押し進めようとするのですが、
    そのSNSの分析を進めれば進めるほど
    再び運送業界に引き戻されるという
    皮肉なことが起きています。

     

     

     

    業務中にSNSの投稿をするのは、
    世の中の職業数あれど、
    トラックドライバーを置いてほかにないからです。

     

     

    もう1度言いますが、
    この業界のネットリテラシーは非常に低い。

     

     

    過去、SNSに強いとされる
    ある大手の運送企業に取材をした際、
    「自社はドライバーに何日間も研修させている」
    と話していたが、
    同社所属ドライバーの投稿を見ると、
    「マジか」と愕然とさせられます。

     

     

    「表現の自由」というのは
    憲法で保障されています。
    それはSNSにおいても同じです。

     

     

    が、保障されてたら何やってもいいわけではない。
    何度も言っている通り、

     

     

    「自由には責任が伴う」

     

     

    ことを忘れてはいけない。
    自由になればなるほど、その責任は重くなる。

     

     

    それで言うと、
    ドライバーは仕事上、
    他業種よりも比較的自由なことが多いです
    (業界にいると気付かない人が多いが)。

     

     

    ゆえに、ドライバーには自由な分だけ
    「自身の責任を考える責任」がある
    と気付いてほしいなと思うんですよね。

     

     

    「相手にも非があったのでは」はプロじゃない

     

    もう1つ、今回のような
    トラックドライバーによる悪質行為に対して
    毎度気になるのは、
    内輪から聞こえる「擁護」の声です。

     

     

    「何か相手にも原因があったんじゃないか」

     

    「ここまで怒ってるのには相手にも非があるはず」

     

     

    私もトラックに乗っていた時のこと考えたら
    気持ちはほんまによく分かる。
    どんなに沸点の低いドライバーでも、
    原因がなければ怒らないですからね。

     

     

    ただ、こういう同業者による
    「相手にも非があったのでは」
    という文言は、非常に格好悪い。

     

     

    ましてやトラックドライバーは
    道路上では常に
    「プロ」としていることが求められる職業。

     

     

    何度も言っているが、
    私はトラックドライバーだからといって
    全ての人を「プロ」だとは
    これっぽっちも思ってません。

     

     

    こういう時に

     

    「プロのドライバーはこんなんじゃだめだ」

     

    「相手がどんな運転しても、
    報復するのはトラックドライバーとして失格」

     

     

    と、
    自戒を込めつつ言えるのがプロなんだと私は思うど。

     

     

    お知らせ

     

     

    さて、ここからはお知らせです★
    実は私、統計やアンケート調査をする仕事を
    しれっとやっていたりしておりまして。

     

    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScoJS9Nn-6x08jqCAKSqAf1FDt-5MyTJeuqJPmQ2hF0m8_dHw/viewform

     

    今後、トラックドライバーの現状を
    よりミクロで聞いていきたいと思い、
    「トラックドライバーさん大アンケート祭り」と称し、
    今後定期的に続けていこうと思います。

     

     

    第1回目は
    すでに200名以上のドライバーさんから
    回答をいただいていますが、まだ受付中。

     

     

    アンケートに答えてくれた人には
    先着200名様には、結果と合わせて
    オリジナルステッカーをプレゼントします!

     

    ※現在ステッカーはプロに制作してもらってます
    (この私が描くわけにはいかんのです、えらいことになる)。

     

     

    1回目でしかもらえないステッカー、
    2回目でしかもらえないステッカー
    などを用意する予定なので、
    継続的にアンケートお答えいただけますと!

     

     

    &10月15日あたりを締切にしたいと思っているので、
    ステッカー好きな人で
    まだ答えてない方は、
    橋本のこと好きな人も嫌いな人も、
    「誰それ」な人も、是非ご応募ください!

     

    10種類ゲットした人は
    スーパーデビルみたいな
    キラキラなヤツあげますゆえ、
    是非継続的なアンケートご協力をv

     
     
     
     
     

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