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  • 配車女子 とら子の「一配一会」

    「お客様は神様です」なのか?@運送業界

     

    2018年2月2日 仕事

     
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    2回目の更新でございます。
    とら子でございます。
    サザエでございます。←言いたいだけ

    ここで配車マンの方へ質問です。

    配車マンとは何ですか?

    私は配車マン=ドライバーさんのお給料の営業マンだと思っています。
    営業マン、って言うくらいなので相手となるお客様がいるわけで。
    じゃ、配車マンのお客様は誰?となるわけですが私の場合は荷主、元請け業者になります。

    日本では過去の高度経済成長期より「お客様は神様だ」と言われてます。
    社会人なら耳にタコが出来るほど聞いた言葉です。
    ですが、この言葉の真意を履き違えて無理難題、無茶振りをされるお客様がなんと多い事か。

    元々この言葉は
    歌手の三波春夫さんが言い始めた言葉です。
    三波春夫さんにとってお客様はコンサート会場に足を運んでくれる方。
    その方たちを神様に例えて、自分の芸を磨き、雑念を取り払い、神事を行うが如く歌を歌う、という意味で使われました。

    それが
    言葉だけが先走りして、
    「お客様は神様。神様だから何でも言う事聞いて当たり前」という風潮が広まってしまいました。

    元請けさんの中にも荷主さんの中にもまだそういう認識の方がいます。
    なので、私はしっかり伝えます。
    「我々は仲間なんです。」と。

    運送業界のお客様は最終的には消費者です。
    我々は消費者のニーズという、ラスボスに向かって手を取り合って共に戦う仲間なのです。
    荷主は金払ってるやろ!とのお怒りの声はわかります。
    ですが、それは対価です。
    荷主さんでは対応できない足回りを我々運送会社が対応することで得られる対価。
    我々はトラックとドライバーの時間というサービスを提供しています。
    金払ってるから文句言うな、では誰も得をしません。
    運送業界の顧客と業者は消費者のニーズを満たすために足りない部分を補いながら戦っていく仲間、だという認識です。

    クッパに囚われたピーチ姫を助けるが如く、我々は手を取り合って共に戦って行くのです。
    もちろん、サービスが良ければ対価もそれなりにいただかないといけない。
    (自社のサービスを売り込みドライバーのお給料をしっかり確保するのが配車マンの腕の見せどころ、という意味で配車マン=お給料の営業マン)
    金を払っているからサービスをもっと手厚くしろ、じゃないんです。
    金では買えないサービスを提供しているからこそ我々運送業者はもっとお客様と対等で話合っていけるはずなのです。

    金では買えないサービスとはドライバーの時間であり、命である。
    ここマジで重要なんで、もう1回言います。
    金では買えないサービスとはドライバーの時間であり、命である。
    自分で選んだ仕事だからと言って、自己決断したことを理由にドライバーを酷使することは誰にもできません。
    日本には職業選択の自由があり、尚且つ、基本的人権の保障を謳っている憲法があります。ドライバー一人一人、運送業界で働く全ての人の基本的人権は保障されて然りなのです。
    命と時間を削っているドライバーへの対価として、燃料・メンテナンス・高速料金・車両費を賄って動いているトラックの対価として、我々は仲間である荷主・元請にお金をいただいています。

    お互いに
    対価を支払ってくれてありがとうございます。
    サービスを提供してくれてありがとうございます。
    と分かち合える仲間です。
    だから、私はお客様は神様ではなく、お客様は仲間と思って接しています。

    ただ、一つだけ言わせてください。

    お金は大好きです。(キッパリ)

     
     
     
     
     

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