道路で共存するトラックと乗用車。
道路で共存するにあたり、共通のルールである道路交通法は両者が理解しています。

だ
け
ど

我々運送業界のルールは運送業界では知られていない、という事実に最近気が付きました。

基本中の基本、
4時間の連続運行には30分の休憩が必要ということを運送業界に従事していない方たちは知らない。

これは、私たち運送業界側からすれば
氷鬼やろや！言うて、鬼にタッチされても凍るってルール知らないことと同義であり、
果てはジャンケンでぐーがちょきに勝つことを知らないと同義なくらいの感覚なんじゃないかと思います。

だからと言って知らないから悪いんじゃなく、誰も教えてないだけなんですけどね。

だから、という理由付けをしてしまうのは危険ですが、
知らないから高速道路のパーキングやサービスエリアの大型専用レーンに乗用車止めちゃうのではないか、と気づいたんですね。
あの駐車スペースが休憩場所であり、法令を守るべきエリアであるということを知らないかだけなんじゃないか、と。

先日Facebookに大型専用の駐車スペースはトラックドライバーの唯一の休憩場所なので、乗用車は乗用車専用スペースに停めてくださいと掲載したところ、
「なぜ大型専用ってなってるのか意識してなかった！」とか
「法律で決まってるんだ！」と、友人たちがコメントや直接LINEで話してくれました。
すごく反響があったんですね。

それで私は( ﾟдﾟ)ﾊｯ!としたのです。
ちょっと待て。
もしかして、友人たちだけでなく、ほとんどの一般ドライバーはこのルールを知らないのではないか、と。
私はルールを知らない人たちに対して勝手に腹を立ててたのか、と。
こうなると私は所詮、井の中の蛙状態だったということに気づかざるを得ませんでした。

運送業界以外の世界で生きている人たちは運送業界の恩恵はすごく理解しているし、ドライバーさんはすごい！と思ってくれています。
だけど、誰も彼等に運送業界のルールは教えてない。

だから、
大型専用レーンに乗用車を停めることが「悪いこと」じゃないのですよね。
ただ、アスファルトに「大型用」って書いてあるだけ。っていう事実しか知らない。

なぜ、大型専用レーンがあるのか腑に落ちてない。
なぜ、このアスファルトに「大型用」って書いてるのかなー？ま、いっか。くらいの意識。
この発見は私の中ではかなり大きかったです。

じゃ、ルールを学んでもらればええやないか！と私が逆に学びました。
ほんまに気がつけて良かった。
気付かせてくれた友達に感謝です。

ドライバーさんたちの安全や大切な休憩時間を確保するのが配車の仕事。
だから運送業界以外の世界で生きる友人やその友人が理解できるようにこれからしっかりルールを説明していこうと思います。

気付くの遅いけど、スタートは気づいた時！
今日からやっていきます。
全てのドライバーさんが日々の運行の中でホッとできる場所を今より少しでも多く確保できるように。

※前回もたくさんのコメントありがとうございました！
前回の記事へのコメント返しは次の更新でさせていただきます。
いつもほんまにありがとうございます(^_-)-☆