最近よく聞かれますよね、DX。

DXってなんやねん？
って思っているのは私だけじゃないはずなのでDXが何か、っていうと

でぃーえっくす＝でじたるとらんすふぉーめーしょん。

アルファベット嫌いだからひらがなにしました。

ひらがなにしても全然わからへんので、簡単に説明してくれているサイトさんから借りてきました。

ですって。
うん、わからん。

ただ、このDXは今の生活スタイルをデジタル使ってよりよくしようね♡っていう生易しいものじゃなくて、
「おらぁぁあ！！現代生活を根底からデジタルで覆したるでえぇぇぇ！！！！！」っていう超絶ハードな物らしい。知らんけど。

ま、ベースはデジタルで楽しようじゃん。っていうことやと思ってるんですけどね。

物流で言えばネット上で倉庫予約できたり、倉庫管理をIDタグで管理、自動ロボットで棚だし棚入れできたりとか、PC上でスポットチャーター便の契約ができたりとか。
まぁそういうところなんでしょうけどもね。

けども、なんですよ！

け！
ど！
も！

運送×IOTとか物流DXとかね、すっごくいいことしてるんだろうなって思ってるんでしょうね。
当人たちは。
でもね、一つだけ言わせて。

現場、置いてけぼりぃぃぃぃいいいいい！！！！！

仕組みがいくらスマートでデジタル化されようと、現場が変わらんかったら一緒やねん。
DXとかIT！うちはさいせんたーん！とか言うて嬉しそうに導入してる運送会社も倉庫会社もちょっと待って、って思ってる。

仕組み変える前にまず現場変えようよ。

バラでしか納品できない、パレット持って帰れ、リフトはドライバーが乗れ、そもそもパレットで積めない、下ろせない。
うん、ふざけんなｗ

DXもITもやればいい。
でもそこにお金かける体力があるなら、プラパレレンタルしてくれ。
バラ積み、下ろしで何時間もドライバー拘束させるんじゃないわよ。
自主荷役させるんじゃないわよ。

いくら仕組みがよくなったとしても現場で拘束され、体力を使うドライバーにとって何もプラスにならないならそれは本当に良い物なのか疑問でしかない。

仕組みをよくした！って自己満浸ってるならそれって物流2法考えた頭の固い官僚と同じだよ。
ただのマスターベーションでしかない。
それで運送業界が変わった、って本当に言えるのかはなはだ疑問。

現場は人で回ってる。
中の人たちが働きやすいって思わなきゃ何も変わらないし外側だけ新しくしたとしても、中身がついてこないってことに気づいてないのかな？

今のままだとDXもIT化も私はどっちもすごく中途半端なもので終わってしまうと思っています。
現場を変えないと何も変わらない。
我々運送会社の一担当者が毎日毎日口酸っぱくお客さんにお願いしていることをDXとITが解決してくれるならばすごいと思う。
だけど、その仕組みを使うのは我々人間であって、我々運送業の人間の中身が変わらなきゃ何も変わらない。

外側だけめちゃくちゃすげえ最新鋭の武器持ってるのに、中身まだ刀やん、ってくらいの落差が起きていることを誰か気づいてらっしゃるのかしらと常に思っています。
順番逆ですよ、大丈夫ですかーーー？

もっともっと目の前の課題を解決していかないと！
目の前で何時間も積んでいるドライバーさんの積み時間を短くしよう、拘束時間を短くしよう、と考えたらまず今ばら積みの荷物を全部パレットにするとかそういう足元のところから始めないと何も変わらない。
積めるだけ積まないと利益が残らない、っていう考え方をまずDXしろよ、って思うわけですよ。
そのケチくさい考えをトランスフォームしたらええねん。

消費者を、荷主を、納得させるくらいの交渉材料はもう持っているはず。
その材料を自ら壊したのも運送業なんだから、そこは自分らで解決していかんとあかん。
そこからがやっとスタート地点だと思います。