横浜ゴムは12月5日、新商品発表会を開催した。耐摩耗性能に優れた「ＢｌｕＥａｒｔｈ」シリーズ初のバン専用タイヤ「ＢｌｕＥａｒｔｈ―Ｖａｎ　ＲＹ55」を含め、７つの新製品を一挙に公開。同製品は２０２０年１月から発売予定で価格はオープン。
同製品は、「同52」を継承したバン用のサマータイヤで、耐摩耗性能とウェットブレーキングを向上。トレッドには新開発の専用パターン「エクストラパワフルパターン」を採用し、ショルダー部には深溝とサイプを交互配置した「アグレッシブショルダー」を搭載した。タイヤ企画本部長の結城正博氏は、「これにより、耐摩耗性能だけでなく、耐偏摩耗性能もアップしている」と説明した。
また、コンパウンドに強度を高めるトリプルポリマーを配合するとともに、接地形状を最適化する専用プロファイルを開発し、偏摩耗を抑制。そのほか「トライアングルブロック」と「ワイドセンターグルーブ」が高い剛性や排水性に寄与。「従来品に比べ、耐摩耗性能を20％、ウェット制動性能を6％向上した」としている。
同本部長は、「ドライバーには安心感を、事業主には経済性をそれぞれ両立し、提供できる」と述べ、「当社は『Ｗｅ　ａｒｅ　ｃａｒ　ＬＯＶＥＲＳ．」のスローガンのもと、カーライフを楽しむユーザーに、より良い商品を届け続けたい」と締めくくった。

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