ＵＤトラックスは14日、大型トラック「クオン」の２０２２年型モデルに、「側方衝突警報装置（ＢＳＩＳ）」を新たに搭載すると発表。継続生産車には２０２４年５月から車両総重量が８㌧以上の貨物自動車について同機能の搭載が義務付けられており、同社は「業界最速で適用した」としている。
同機能は、時速30㌔㍍以下で一般道を走行中に死角となりやすい左側方を走行中の自転車を検知し、左折時に自転車との衝突を防ぐもの。検知範囲は法規基準である自車の左側面０・９㍍から４・25㍍の間、前面から前方７㍍から後方３０㍍。
同車両には、「スマートＢＳＩＳ」と「スマートＬＣＳ（レーンチェンジサポート）」が搭載されており、スマートＢＳＩＳは左側方の自転車と歩行者を、スマートＬＣＳは車線変更時に左側方の車両を検知。助手席ピラーのインジケーターが点灯する。衝突の可能性がある場合は、インジケーターが点滅し、ポップアップ表示とブザー音で知らせる。
◎関連リンク→ＵＤトラックス